先週、京都賞受賞式典があり(京都賞とは、科学や文明、人類の精神的深化に貢献した人への国際賞らしい)、僕もその講演会を聞きに行ってきた。今年は、グラント夫妻で、多くの人が知っていると思うが、ガラパゴス諸島でダーウィンフィンチを35年以上調査してきて、自然淘汰による進化の実証例を示した研究者です。
データベース中のガラパゴスの映像は、
「アオアシカツオドリの飛び込み採餌」(データ番号: momo061207sn01b)
「ガラパゴスアホウドリの求愛ディスプレイ」(データ番号: momo061130pi01b)
僕が京都にきてから、もう10年近くになる。10年前はまだ僕も動物行動学や行動生態学についてがんばって勉強してきた時で(まだ勉強してるが)、その時にも京都賞の受賞式典があった。2001年度だが、その時はメイナードスミス(ESS:進化的に安定な戦略)が受賞してて、教科書レベルの有名人を見学しにいったものでした。全然英語が分かんなくって、更に数学、モデルの話だから、お手上げだったのを覚えてます。その時に比べると、グラントの英語は少しは分かって、僕も成長したなぁーとしみじみでした。
僕が京都大に入ったときには、まだ薮田さんとか森さんがいて、色んな事をやってました。沖縄のチョウチョウウオの認知行動の話だったり、
「ペアパートナー間で行われるミスジチョウチョウウオの側面誇示」(データ番号: momo041211cl01a)
琵琶湖でボートでカモを追っかけて、いつカモが逃げるのかといった意思決定であったり。
カモとボートの距離の映像はなかったので、意思決定ということで、
「カモの採餌と水飲の意志決定(実験の映像)1」(データ番号: momo010929dv01b)
学生時代は大阪自然史博物館でバイトしてみたり、僕とはすれ違いで石田さんが博物館に来ていたり、ある学会で中田さんに「コラム書いてみない?」って言われてコラムに参加することになったり。けっこうコラム書いたなぁって思って僕の最初のコラム見たら、実はまだ1年半しかたってなかったり(僕の最初のコラムは2008年の2月でした)。長いような短いような、よく分からないですねー。
MOMOが立ち上がって、5年ということですが、5年で1000件映像がアップされたなら、35年経てば7000件!!。10000件も夢じゃないってとこですかね。その間になんかすごい映像がアップされてたり、35年前の映像がまた見直されて、みんなが「すごい」と感動してたり。おそらく、もっと多くの人達がおもしろい映像を見つけて記録したり、僕みたいな大人目線では気付かないような視点で、小さな子供がすんごいおもしろい映像を撮ってたり。まったく「継続は力なり」ですね。
そんなこんなで、コラムは一旦終了するみたいですが、まだまだ動物の行動の映像はMOMOにアップされていくでしょう。最近はけっこうみんなデジタルビデオカメラ持ってるみたいなので、ちょっと散歩に行く時とか旅行に行く時とかに持ってって、おもしろい不思議な動物の行動を見つけたら撮ってみたらどうでしょうか? 今役立つかどうかは分かりませんが、30、50年後に、「あの行動すごい!!」ってなってるかもしれません。
ということで、現在の最新映像は
「マユタテアカネ♂の産卵擬似行動」(データ番号: momo091108se01b)
原村隆司(京都大学 動物行動学研究室)
2009-11-20