とある雑誌で、ダーウィンが生まれてから今年が200年であることを知った。ダーウィンといえば「進化論」で、生き物に興味を持っている人ならば一度は聞いたことのある名前と理論だろう。ビーグル号で世界中を旅し(帆船模型でもビーグル号は売っているが)、色んな国や島を訪れ動植物に接し、標本を集めたとても楽しい生活をしていた(と思われる)人である。ダーウィンについては2008/6/13日の石田さんのコラムでも述べられている。
「進化論」では「自然選択」がすぐ思いつくだろう。これは簡単に言うと、世代を重ねるうちに祖先の形質がしだいに変化し、環境に適応した多様な種がつくられた、というものである。ガラパゴス諸島のゾウガメが最も有名ですね。
ということでガラパゴスの映像は
「アオアシカツオドリの飛び込み採餌」(データ番号: momo061207sn01b)
「ガラパゴスアホウドリの求愛ディスプレイ」(データ番号: momo061130pi01b)
もう一つ、自然選択の他にダーウィンが提唱した理論に、「性選択」というものがある。これは、雌によって雄が選ばれ(羽のキレイな雄だったり派手な雄だったり)、その結果異なる種に分化するというものである。とりあえず、派手な羽ということでクジャクの映像。
クジャクの求愛
「クジャクの求愛」(データ番号: momo050927pc01b)
性選択は行動生態学や行動学での熱い議論の一つだが、この雑誌を見てみると、今現在二つの仮説が中心に議論されているらしい。一つは「ハンディキャップ説」。これは大きな羽や派手な模様を持つことで自分自身の身を危険にさらすことになるが、その反面自分は健康であるよ、と雌にアピールしているという仮説らしい。もう一つの仮説は「単なる流行説」。派手な雄を選ぶ雌が出てきた以上、ほかの雌もそれに追随せざるを得ない。そうしないと生まれた息子が地味になり、将来相手を見つけられないから、という仮説。
ということで、「誘う」とか「求愛」で検索すると76件もヒット。色んな動物群を簡単に挙げてみると、
「ヤマトシジミの求愛行動」(データ番号: momo090109un01b)
「ジュウシマツの求愛行動」(データ番号: momo081015ls01b)
「ゴミグモの求愛」(データ番号: momo071001co01b)
「イトヨのジグザグダンスによる求愛」(データ番号: momo051103ga11b)
「ウスバツバメガの配偶行動」(データ番号: momo051010ew01b)
性選択は雄の色とかが主流で研究されているけど、はやりの動き(行動)とかも出現してそれがモテたりするのかしら。人間でいうと、ゴーゴーダンスやツイストといった踊りがうまい男子が、その踊りが流行った時期にとってもモテると。そして踊りのブームは時間と共に変化するので、モテる男の子も時代に応じて変化すると。そういうことが虫や鳥とかでもあったりするのですかねー?
まあ何が言いたかったかというと、明日はバレンタインデーですね。
原村隆司(京都大学大学院動物行動学研究室)
2009-02-13