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オオシオハ ツキガトッテモ マルイカラ

ハクセンシオマネキの表面交尾
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懸濁物を取り込んで食べているイボウミニナ
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塩の投入に対するマテガイの飛び出し行動
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すばやく移動するユキミノガイ
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「隊長」
『なんだ』
「連休であります」
『そうだ。連休だ。しかも今年の連休は大潮だ』
「大潮とはなんでありますか」
『フフフ。解説しよう。大潮というのはだな、地球に特有の現象なのだ』
「今回はボケなしでありますか」
『そうだ。朝青龍の親方ぐらいしか思いつかなかったのだ』
「せめて平八郎くらいの教養はほしいところであります」
『くー。それはさておいて、地球の表面が海で満たされていることは知っておるな』
「もちろんであります」
『ならば、地球の周りに月が回っていることも知っておろう』
「もちろんであります」
『この月がくせもので、それなりに引力をもっておる。なので、地球の海の水を引っ張ってしまうのであるな』
「引っ張られるとどうなるでありますか」
『引っ張られると、海面が盛り上がるのだ』
「盛り上がるでありますか。すごいであります」
『一方で、海の水が偏るわけであるから、地球上では海面が下がってしまう場所もある。地球は自転しているので、1日のうちに同じ場所で海面が上がったり下がったりしてしまうわけだ』
「なるほど。今回はえらく真面目路線であります」
『事情によりギャグを考える暇がないのであるな。それはさておいて、地球は太陽の周りを回っておる。この太陽もくせもので、やはり引力をもっておる。月より遠いので、月の半分くらいの引力しかないが、やはり地球の海の水を引っ張ってしまうのであるな』
「となると、月と太陽と地球が一直線にならんだ日にゃあ」
『そうだ。満月と新月の時は、すごく海面が上がったり、すごく下がったりするのだな。これを大潮という』
「楽しそうであります」
『そうだ。大潮は楽しい。地球には潮の満ち干があるからこそ生まれる環境があって、その一つが干潟なのだ。干潟で遊ぶなら、干潟が大きく出現する大潮に限るのであるな』
「自分も干潟で遊びたいであります」
『ならば、動物行動の映像データベースで「干潟」をキーワードに検索してみるがよい。干潟遊びのポイントがつかめよう』
「ところで隊長」
『なんだ』
「今回はもう終わりでありますか」
『そうだ。筆者はこれから博物館の友の会の合宿で有明海の干潟へ行くために、博多行きの新幹線に乗っているところなのだな。もう下関を過ぎてしまって、締めにかからねばならない。だから許せと言っておる』
「えらく大きなタイドであります」
『どぉーしおーもないわ・・・』


<「干潟」で検索した映像>
「ハクセンシオマネキの表面交尾」(データ番号: momo070128ul01b)
「懸濁物を取り込んで食べているイボウミニナ」(データ番号: momo060528bz01a)
「塩の投入に対するマテガイの飛び出し行動」(データ番号: momo050501ss01b)
「すばやく移動するユキミノガイ」(データ番号: momo040110lb01b)
石田 惣(大阪市立自然史博物館)
2007-05-04

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