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社会性アリ(有り)!

ハキリアリの採集行動1.葉の切り取り
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ハキリアリの採集行動2.葉の運搬
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ハキリアリのゴミ捨て行動
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トゲオオハリアリの交尾行動
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トゲオオハリアリワーカーのケンカ
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トゲオオハリアリのワーカー産卵と機能的女王による食卵
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身につけたいと思ってもなかなか身に付かないのが社会性だ。しかし世の中にはズバリ社会性昆虫と呼ばれる虫たちがいる。なかでもアリの仲間はすべて社会性を持っているという。なんてすばらしいんだ!ぜひ見習わなければならない。しかし社会性昆虫で使われている「社会性」とは、「集団行動を円滑に行える」とか「礼儀作法を身につけている」とかいう意味ではない。では社会性昆虫がどういうことをしているかというと、「複数世代の成虫が同時に存在し、繁殖をする個体としない個体に分かれ、共同で育児をする」ということである。アリで言えば、女王アリが生んだ娘アリが、成長しても自分は繁殖せず、親が生み続ける妹や弟を共同で育てるので、アリは社会性昆虫だと言えるのである。このような濃密な個体間関係は、ほかの昆虫ではあまり見られない。だから「社会性」と呼ぼう、というわけだ。

世界には1万種を超えるアリがいるが、なかにはきわめて変った生態をもっている種もいる。ミツツボアリやツムギアリ、そしてハキリアリは、僕のお気に入りのアリたちである。このデータベースにはなんとハキリアリの映像がある(「ハキリアリの採集行動1.葉の切り取り」(データ番号: momo061130ac01b)「ハキリアリの採集行動2.葉の運搬」(データ番号: momo061130ac02b)「ハキリアリのゴミ捨て行動」(データ番号: momo061130ac03b))。ハキリアリは、植物の葉を切り取って巣に運び、刻んで蓄え、そこに生えたキノコを食べる。大きな働きアリが葉を切り取り運ぶ姿や、「ヒッチハイカー」と呼ばれる小さな働きアリがいることなど、感心することこの上ない。

アリで検索をすると、もう一種トゲオオハリアリという種が出てくる。こちらは日本に住んでいて、映像は実験室で撮られたものだ。この種は、女王がいないらしく、ちょっとおかしな社会性と言える。そして、働きアリ同士でケンカをしたりして、つまりアリでも兄弟ゲンカ(姉妹ゲンカ)をするんだなと、ほほえましくなる。説明文の内容はなかなか難しいが、透明ケースで子育てするアリの様子が見られて、映像だけでも十分楽しめる。(「トゲオオハリアリの交尾行動」(データ番号: momo010709ds01a)「トゲオオハリアリワーカーのケンカ」(データ番号: momo041224ds01b)「トゲオオハリアリのワーカー産卵と機能的女王による食卵」(データ番号: momo041224ds02b)

アリと言えば、このあいだ驚愕するようなコマーシャルを見た。アリを殺すための殺虫剤で「逃げるアリにも吹き付けて退治!巣に噴き込んで巣ごと退治!」のようなことを言っていた。逃げるアリを執拗に追いかけて殺す必要があるのだろうか?視聴者の苦情で内容が変更されるコマーシャルがたまにあるが、この殺虫剤のコマーシャルもそうなってくれることを密かに願っている・・・。

蛇足だが、「アリ」で検索して出てくるシロアリは、アリの仲間ではなくゴキブリに近い昆虫で、コアリクイは昆虫でもない。ご注意を。
繁宮悠介(長崎総合科学大学)
2007-06-01

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