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「謎の金属片」

スズメの喧嘩
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イヌの授乳
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ミシシッピーアカミミガメの求愛行動
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5月末から6月にかけて全国の道路で見つかり世間を騒がせた「謎の金属片」。どうやら車の破片だったというオチになりそうだが、当初は私も悪質ないたずらだとばかり思っていた。ところで、この事件に関して金属片以上に謎なのは、何万箇所にもありながらどうして誰もこれまで気づかなかったのか?ということだろう。しかも、古くてさびているのも多いらしいので、けっこう昔から日本のガードレールには金属片が挟まっていたはずだ。そういえば、私も子供の時に見たような気もする。要するに、ここ数週間で急に全国で見つかったのは、「何を探しているのか明確に目的を持って探したから」、これまで見つからなかったのは、「漫然と見てると目には入っていても見えない(認識されない)」ということだろう。なんか天声人語みたいに教訓的な話だが。

ここで突然 MOMO のコラムらしく動物の話に転換する。私のように、生物を専門にしておらず、また子供の時から動物大好きだったというわけでもない者は、普段から動物の行動を気をつけて見ていることはあまりない。だから、重大な発見を目にしているのに気がつかない、ということもあるだろうし、また、気がついたことでも、「どうせすでに広く知られていることでわざわざ取り上げるまでもない」と思い込んでしまうこともあるかもしれない。ちょうど今回の金属片のように。でもそれは、社会的にも本人のためにももったいないことだ。ここはひとつ動物をじっくり観察して、何か気づいたらさっそく MOMO に映像を登録してみる、というのはどうだろうか? また、たとえいい映像が撮れなかったとしても、撮影するつもりで見ていると、いつもよりずっと注意深く観察できるものだから、それはそれで無駄ではないのだ。

とは言うものの、チンパンジーを観察しにケニアまで出かけるのは、金銭的にも時間的にも大変なので、対象は日常生活で接する機会の多い身近な動物、たとえば、都会にも多いカラスやハト、ペットのイヌやネコ、などが手軽でいいだろう。では、これらの映像がどのくらい MOMO に登録されているかと思い探してみると、意外と少ないのであった。

カラスもハトも映像なし、身近な鳥は「スズメの喧嘩」(「スズメの喧嘩」(データ番号: momo041228pm01b))ぐらい。ネコなし、イヌは「イヌの授乳」(「イヌの授乳」(データ番号: momo031025cf02b))など4件ある。もともと日本にいない動物なのに「住宅地にある神社の池」で撮影されたという変り種が「ミシシッピーアカミミガメの求愛行動」(「ミシシッピーアカミミガメの求愛行動」(データ番号: momo041023ts01b))。こうして見ると、MOMO の登録画像は、普段は見られない動物(たとえばイルカ)や、撮影にちょっと工夫の要る映像(水中撮影など)に、やや偏っている気がする。しかし動物種に貴賎の差はないはず。ミツバチのダンスだってノーベル賞だ。是非、日常で出会う機会の多い動物の画像をもっと MOMO に登録しよう。

実は筆者はこれを実践すべく、最近自宅近くの公園でハトやカラスを観察しているのだが、いかんせん空を飛ぶ彼らはなかなか人間の間近では意味ありげな行動を見せてはくれない。また、自宅アパートでネコを撮影しようと思ったけれど「うちのネコはこんなにかわいい」という映像ばかり取れてしまいそうで、ちょっと困っているところである。頼む、ネコよ、私が餌をやって手なずけているからといって、顔見るたびにズボンのすそに擦り寄って甘えるのはやめておくれ。
井上 真(MOMO運営ボランティア)
2005-06-17

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