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MOMOを視て動物園に行こう!

ニホンジカの歩き方−警戒時および通常時−
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イヌによるシカの猛追
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サルとシカ
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サルの群れの移動とサルの歩き方
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キツネが遊ぶ
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放獣映像からみるタヌキの歩き方、走り方
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筆者の勤務する茨木高校では、「修学旅行」ではなく「宿泊野外行事」を実施している。新入生が入学してくると、各クラスで行事委員を選出して行事委員会を発足させる。その委員会が他校で実施している「修学旅行」の目的地決定・業者選定・分散した体験授業のメニュー選定・事前学習などを実施する主体となる。過去に実施した石垣島方面の「宿泊野外行事」では、WWFサンゴセンターに生徒40名が訪問して講義を受け、スタッフとともに白保のサンゴ礁を歩いたこともある。来る5月8日に予定されている行事「春の遠足」実施に際して、クラス毎の目的地・昼食のメニュー・レクレーションの種目を決めて運営するのも行事委員会である。

 さて、今年の2年生(61期生)は「宿泊野外行事」の目的地を北海道に定め、旭山動物園を体験学習地のひとつに選定した。行事委員が動物園スタッフと連絡を取りながら、当地でどのような学習活動が可能なのが、どのような事前学習が必要なのか・可能なのかを検討している。動物園スタッフからは、これぞと定めた動物にテーマをしぼって、じっくりと見て欲しいというアドバイスをもらったらしい。そこで、かれらの学年で生物を担当する筆者に事前学習への協力依頼が来た。動物園で動物をじっくり観察する視点として、動物の形態そのもの・その形態の動物がどんな動きをするのか・その動きにどんな適応的意味があるのか、を掲げてみたい。

 このデータベースには参考となる映像が多数ある、動物の歩き方に注目すると、「ニホンジカの歩き方−警戒時および通常時−」(データ番号: momo070223cn01b)が最初に眼についた、野生のシカは警戒している時とそうでないときで歩き方が違う。動物園のシカは、多くの人間の視線にさらされて、どんな歩き方をしているのだろうか、どんな声を発しているのだろうか。旭山動物園は毎日、1万人近い観客が入園するときく。追いかけられると「イヌによるシカの猛追」(データ番号: momo070407cf01b)のようにシカは疾走することもあるようだ。

 イヌやキツネはシカを追うらしいが、サルはそうでないようだ「サルとシカ」(データ番号: momo070328mf01b)。ニホンザルは群れで生きている、移動の際に発せられる声や、歩き方は野生のサルと猿山のサルでは同じなのだろうか「サルの群れの移動とサルの歩き方」(データ番号: momo070320mf01b)。キツネは素晴らしく運動能力が高い、「キツネが遊ぶ」(データ番号: momo070317vv01b)動物園でもこのように遊んでいるのだろうか?脱線してはいけないな、歩き方に注目するのであった「放獣映像からみるタヌキの歩き方、走り方」(データ番号: momo070317np01b)。イヌは疾駆し、キツネは舞い、タヌキは・・・同じイヌ科でもかなり違うことがわかる。このような体型・行動の違いが、どのような場所に住み、どのような食物を取り、どのような敵を警戒するのかという、個々の種の占める生態的地位と関連している。このような展開を意識して事前学習を実施すると、いま人気の旭山動物園で満足できる観察ができるだろう。



 
広瀬祐司(大阪府立茨木高等学校)
2007-04-20

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