視る・想うRSS

[データベースホーム]

卵の行動学

カエルウオの卵保護行動:巣干出時のダイブ&ジャンプ
↑click to play

オットンガエルの産卵
↑click to play

空中でふ化する卵
↑click to play

メダカの卵
↑click to play

メダカの孵化
↑click to play

 はじめまして。京都大学の原村です。今回からコラムを書くことになりました。最初なので何を書こうかと考えてましたが、まずは僕が興味を持っている「卵の行動学(卵に関する行動学)」について少しお話しすることに。
 まずはMOMOで「卵」をキーワードとして検索。すると92件もヒット! みんな卵に興味を持っているなぁと分かります。うれしいですね。その中から少し紹介すると、

「カエルウオの卵保護行動:巣干出時のダイブ&ジャンプ」(データ番号: momo070403ie01b)
これは、雄が卵を乾燥させないためにやっている行動のようです。映像を見てみると、雄はこのままでは卵が死んでしまう、といのを分かっているようです(ホンマに分かっているのか?ということですが、多分分かっているでしょう)。そうじゃないとわざわざジャンプして、危険をおかしてまで卵の所にいかないんじゃないのかな。

「オットンガエルの産卵」(データ番号: momo051116rs01b)
卵の行動学をするならやっぱりカエルでしょ、ということで、僕もカエルで調査しています。この映像でおもしろい所は、まあるく作る産卵場所。まあるくする機能はまだ分かっていないと思いますが、よりまあるくて大きい産卵場所を作る個体がもてたりとかあるのかなぁと思ってみたりします。

「空中でふ化する卵」(データ番号: momo050122tc01b)
この映像は不思議ですね。何でわざわざ空中でふ化するのか? 映像の後半では、お母さんが後ろ足を踏ん張って、子供が地面につかないようにしてます。ボトッって落としてしまえばよさそうなのですが、何か理由があるんでしょうね、空中のままふ化させる理由が。

最後に
「メダカの卵」(データ番号: momo031216un13b)
「メダカの孵化」(データ番号: momo031216un11b)
これは、普通の卵のふ化行動。いいですねぇ、孵化。卵の中という世界から、卵の外へという世界へ旅立つ瞬間です。この時子供(幼生)は何を考えているのかな、と考えてみたりします。かっこいいですね、神秘的ですね。
 
 こんな感じで、卵に関する行動も沢山あるなと感じました。今回は最初なので、映像紹介&僕の感想を中心にまとめてみました。やっぱり親から子へと命をつなぐ産卵行動は不思議でおもしろいなーと、しみじみと思ったりします。卵は動かないので行動しない!、と思わずに、卵に関する不思議な行動ももっと見つけていきたいですね。実は見えない卵の中では、子供はすごい行動をしているかも。
原村隆司(京都大学大学院動物行動学研究室)
2008-02-15

バックナンバー

2006-06-09〜2006-09-15
2006-06-02
野次馬が見てる
佐藤路子(大阪市自然史博外来研究員)
2006-05-26
トリノ オドリヲ トリイレヨ
石田 惣(大阪市立自然史博物館)
2006-05-19
思いを確かめたくて
繁宮悠介(長崎総合科学大学)
2006-05-12
「違法性の認識はなかった」
西 浩孝(京都大学大学院 理学研究科 動物学教室)
2006-05-05
たかくおよぐや
森貴久(帝京科学大学)
2006-04-28
玉の滴
中田兼介(東京経済大)
2006-04-21
講義のつかみの映像二つ
藪田慎司(帝京科学大学アニマルサイエンス学科)
2006-04-14
ブダイのはなし
広瀬祐司(大阪府立茨木高校)
2006-04-07
春が来た
佐藤路子(大阪市自然史博外来研究員)
2006-03-31
もし人間がいなかったら
井上 真(MOMO運営ボランティア)
2006-03-24
キモい!映像
繁宮悠介(長崎総合科学大学)
2006-03-17
死んだふり
西 浩孝(京都大学大学院 理学研究科 動物学教室)
2006-03-10
イナバウアー
中田兼介(東京経済大)
2006-03-03
MOMOの節句の雛祭
森貴久(帝京科学大学)
2006-02-24
失敗の理由
中田兼介(東京経済大)
2005-11-11〜2006-02-17