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ショウガナイカラ ショウデモ アゲル

遊泳するミズクラゲ
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波打ち際で遊泳するアカクラゲ
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エチゼンクラゲの遊泳
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「隊長」
『なんだ』
「地球では『賞』がブームらしいであります」
『賞とはなんだ』
「なんだかよくわかりませんが、褒めるためにあげるもののようであります」
『どういうことで褒められて賞が流行ってるのだ』
「例えばオワンクラゲという生き物から光るタンパク質を見つけた人は、褒められて賞をもらってみんなフィーバーのようであります」
『その人は褒められたいからオワンクラゲを調べていたのか』
「いや、違うと思うであります。その人は『賞をもらって意外』だったそうであります」
『じゃあ、嬉しくないのか』
「顔は嬉しそうであります」
『じゃあ、もらうと何かいいことがあるんだな』
「お金がもらえるらしいであります」
『お金がほしくてオワンクラゲだったのか』
「いや、同じ賞の3人で分けて、たったの4〜5000万円であります。人にお金を貸すのに失敗して70兆円もらえるのに比べたら」
『じゃあ、他にはないのか』
「社会的地位が上がるかもしれないであります」
『なるほど。それはオイシイかも』
「それに、サラリーマンなら給料も上がるかもであります」
『おお、それもオイシイかも。じゃあ、おれたちも賞を作ろう』
「どうやって作るでありますか」
『褒めたいと思ったことを賞にすればいいんじゃないか』
「じゃあ、私が隊長を褒めたいと思ったら隊長に賞をあげて、隊長が私を褒めたいと思ったら私が賞をもらえるわけでありますね」
『そうだな』
「ではさっそく、昨日の飲み会では隊長に奢っていただいたので、隊長には気前が良いで賞をあげるであります」
『昨日のお前はカラオケでハジケて場を盛り上げたで賞』
「酔って転んでも受け身とったで賞」
『その受け身に一本!とすかさず突っ込んだで賞』
「ニッポン金メダル!とガッツポーズしてボケたで賞」
『負けてガッツポーズしてどないすんねん!と突っ込んだで賞』
「一晩で三つももらったであります」
『おれもトリプル受賞だ』
「ところで、これで社会的地位は上がるでありますか」
『うーん、上がらんな』
「給料は?」
『上がらんな』
「何がいいでありますか」
『ちょっと嬉しいから、それでいいんじゃないか』
「しょーもな、であります」
『ショータイムって感じで今回は終われそうだ』
「しょうこりもない・・・」

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オワンクラゲの映像はなかったので、クラゲの映像をいくつか。
「遊泳するミズクラゲ」(データ番号: momo040410aa01b)
「波打ち際で遊泳するアカクラゲ」(データ番号: momo040410cm01b)
「エチゼンクラゲの遊泳」(データ番号: momo031013sn01b)
石田 惣(大阪市立自然史博物館)
2008-10-10

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