お盆が近くなり、街で家族連れを見ることが多くなった。ふだん眼にすることが少ない父親と子供が一緒にいることが多い。このような集団を眼にすると、わたしも肩の力を抜いてくつろいでいいのかなと思える。父親と息子がいっしょにいる場面では「遊び」を、父親と娘がいっしょの場面では「小さな恋」を垣間見ることを期待している。
さて、教育現場では男子が集団で遊べなくなってきているのではないかとの危惧をもつ人がいる。遊びのルールを定めて、場面毎に柔軟に対応するような経験を踏めなくなっているのではないか。個人の裁量だけで、一緒に遊ぶ友達への配慮を必要としない、ゲーム機での遊びに慣れた男子が多数いるのではないか。このような危惧を耳にすることがある。確かに集団を仕切ることに長けた生徒の中に占める女子の割合は増えているように思える。
統計的な数字は知らないが、ふだん電車の車内や待合室で手中のゲーム機に熱中しているのは男子であることが多い。お盆の家族連れでは、父親が一緒になるので男子のゲーム機への熱中度は、平常時と違うのだろうか。そんなことを思いながら、
「父と子の追いかけっこ遊び」(データ番号: momo090425hm05b)を手始めに、
「父と子の取っ組み合い遊び」(データ番号: momo090425hm04b)を視た。芸術的な掛け合いの片鱗をここに視ることができる、
「子と遊びながら歌う」(データ番号: momo090425hm02b)も美しい。
広瀬祐司(大阪府立茨木高等学校)
2009-08-07