世はあげてクリスマス。巷は緑と赤のカラーリングで満ちあふれ(ちなみに当データベースのタイトルロゴはクリスマスとは関係ない)、コンビニの店員さんまで12月になるとサンタになり、街にはクリスマスソング、そしてお父さんはケーキを買って帰ることになるのであろうかしら。今は色々なものが交じり合うグローバリゼーションの世の中だから、クリスマスに目くじら立てる事は無いのかもしれないけど、だったら盆踊りとか輸出されんかしら。
で、クリスマスと言えば舶来のイベントであるからして、今日のお題は舶来の生物について。いわゆる外来種の映像の紹介。
まずは
「オオクチバスの産卵」(データ番号: momo040129ms02b)。ブラックバスと言った方が名前の通りが良いかもしれないこの魚は、オスが産卵床を作ってメスを呼び込み産卵させる。そのシーンを写したこの映像では、最初にメスが産卵し後からオスが放精しているところを見る事ができる。産卵直後のメスが放心したように逆さまになって漂うところが何とも言えない味わいだ。
お次は
「ブルーギルの求愛と産卵」(データ番号: momo040130lm01b)と
「産卵床に侵入し産卵に参加するブルーギルの“メス擬態オス”」(データ番号: momo040130lm02b)。こちらもやはり産卵床を作る外来魚で、産卵床の持ち主であるオスは、忍び寄って一撃離脱で精子を放とうとする小型のスニーカーオスを追い払おうと大忙し。しかし、二つ目の映像ではメスに擬態したオスにちゃっかり騙されていると言う。それよりなにより求愛のためにオスがメスの周りをクルクル回っていると言うのが不思議だ。どうしてこれが求愛の意味になるのだろう?
不思議な求愛と言えば、
「ミシシッピーアカミミガメの求愛行動」(データ番号: momo041023ts01b)も不思議で、オスがメスの前で前肢をプルプルプルプルって震わせるのである。まさかこれは催眠術で、これを見せられたメスがポヤーンとなるのを待って事に及ぼうとか、そういうことだったらどうしよう(←真に受けてはいけない)。
2004年末現在、収蔵している映像は日本人からのものだけであるこのデータベースで、日本に本来分布していない生物の映像がいくつも見られると言う事は、決して喜ばしい事ではないのであるなあ。グローバリゼーションもほどほどに。
(追記:どうでもいいけど、こうして紹介する映像がみな繁殖に関するものばかりであると言うのは、決して日本の一部の人に見られるクリスマスの過ごし方について揶揄しようとか思っているわけではなくって、たまたまなのでありますぞ)
中田兼介(東京経済大)
2004-12-24