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動物の絵本

子猫のじゃれ合い
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子犬の遊び、ケンカ、「仲裁」行動
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冷凍のオキアミを飲み込むウミケムシ
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このコラムでたびたび登場する我が家の子どもは3歳になりました。絵本が大好きで、ひっきりなしに「これ読んで!」と絵本を持ってきます。1人の時もよく朗読(字が読めるわけではないので、覚えている)しています。1か月に20冊ほどのペースで図書館から借りてくる、というのを赤ちゃん時代からやっているので、もう300冊以上は読んでいます。こう書くと「ゆったりしたステキな時間をともに過ごす母と子」像みたいなもんが見えてきそうですが、実際にはちらかった部屋の中で鼻をほじっている我が子に読んでやるのですから、オシャレなもんとは無縁です。それに、この習慣はもとはと言えば苦肉の策から生まれたものだったのです。

 この子が新生児だった冬のころ、私は福井に住んでいました。福井の冬は冷たい雨や湿った雪がよく降ります。「弁当忘れても傘忘れるな」と言われますし、除湿器が冬に売れ、「洗濯物干し専用スペース」が室内にあることが賃貸物件でセールスポイントになっていたりします。こんな気候だと、外出すれば体は濡れてしまうし、ときにすっ転んでしまうこともあって危ないし、自然と家の中にいることが多くなってしまいます。家の中にいるのは新生児の赤ちゃんと自分だけ。赤ちゃんは話しかけたり、あやしたりしてもまだ全然笑ったりしない時期でした。相手がいるのにリアクションがない(リアクションのバリエーションが少ない、と言ったほうがいい?)、これは結構つらいです。赤ちゃんを目の前にして、どうすれば「間」が持つか?その答えが絵本だったのです。私は子どもが生まれる前から絵本が好きだったので、読み聞かせをした時にリアクションがなくても平気でした。それに、授乳で寝不足でも声を出して字を読めば目は覚めてくるし、シンプルな文章なので何も考えなくて済むので便利です。

 こんな調子で、私は子どもを通してたくさんの絵本に出会うことができました。そこで感じたのは、改めて言うほどのことでもないかもしれませんが、いかに動物が出てくる絵本が多いかということです。ちなみに我が家の絵本コレクションで動物がメインの絵本は70%を越えていました。両親が生き物好きだから、こんな構成になっているわけではないと思います。
 絵本の中で動物はいろんなことをします。実際の生態やらはまるで無視されていますが、そんな野暮なことを言ってはいけません。かわいさや親近感、擬人化することで物語の雰囲気がやわらかくなるといった効果など、ファンタジーの世界の中で、動物の持つ力は不可欠です。
 といっても、絵本に出てくる生き物はこんなの「子猫のじゃれ合い」(データ番号: momo060406un02b)とかこんなの「子犬の遊び、ケンカ、「仲裁」行動」(データ番号: momo041128cf01b)とかで、まちがってもこんな生き物「冷凍のオキアミを飲み込むウミケムシ」(データ番号: momo050215cf01b)は絵本に出てきたりはしない、そこが私のちょっとした不満でもあるのですが、、、。

 絵本についてはまだまだ書きたいことがあって、長くなるので、次回コラムの番が回って来た時につづきを書くことにしましょう。
 それではまた。
佐藤路子(大阪市立自然史博物館外来研究員)
2008-12-26

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