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キモい!映像

餌資源を巡るアカマタの闘争
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コガタコガネグモの捕食行動
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フナムシの集合性
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暗い巣の中で,ジュウイチの雛が持つ“嘴”パッチに,2回誤って給餌を試みるルリビタキの宿主
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採食(肉)
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生物を研究していれば、だいたいの生物は気持ち悪いとは感じなくなる。このコラムの執筆メンバーの一人と南の島に行った時、彼がゴキブリを手づかみで宿舎の外に放り投げたのを見て驚いているようでは、まだまだ研究者として未熟である。

ヘビとクモは、子供が物心着いた頃に嫌いになる代表的な動物だろう。野菜で言えばニンジンとピーマンだ。「餌資源を巡るアカマタの闘争」(データ番号: momo031023ds01b)では、あのシンプルな体で思いもよらない動きを見せてくれ、むしろ美しい。「コガタコガネグモの捕食行動」(データ番号: momo030314am01b)は、獲物をぐるぐる巻きにする点が大人げなくて、残念ながらどうにも褒める気になれない。

フナムシは、大きさや動きや触角や光沢がゴキブリに似ているが、実はゴキブリと同じ昆虫類ではなく、ダンゴムシと同じ甲殻類である(「フナムシの集合性」(データ番号: momo040605le01b))。そうと分かれば平気だ。前出のN氏は、フナムシを採集する時もやっぱり手づかみだった(手触りも似てる?)。

さなぎになるはずのチョウの幼虫が、繭に包まれて動かなくなり、それが別の生き物に寄生されたことによるものだと知って、慄然と立ちつくす子供がいなくなることはないだろう。「きれいで楽しい」はずの自然のなかに、このような受け入れがたい側面があることを知って、生き物好きだった子供たちの多くが、それを遠ざけるようになっていくのではないだろうか。ところで寄生にはそんなディープなものだけでなく、労働力を搾取する托卵という寄生もある。ジュウイチの雛がルリビタキを働かせる仕組みは見事だ(「暗い巣の中で,ジュウイチの雛が持つ“嘴”パッチに,2回誤って給餌を試みるルリビタキの宿主」(データ番号: momo060120cf02a))。しかしこの献身が報われないと思うと、感心して見ている場合では無い。

最後に、気持ち悪いというか衝撃的なのが、チンパンジーの「採食(肉)」(データ番号: momo050121pt01a)。これは、同じ霊長類のアカコロブスを食べる様子が、道徳的にどうにも受け入れがたい。形態的な気持ち悪さは、様々な生物がいることを知り、自然選択という厳しい競争を経た姿だと知ることで克服できる(ある程度は)。しかし道徳的な気持ち悪さを克服することは、いつまでも無理なような、無理して克服しなくても良いような・・・。
繁宮悠介(長崎総合科学大学)
2006-03-24

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