<前回のあらすじ>連絡を絶った”地球の生物捕獲隊”を捜索すべく地上に降りた宇宙艦隊所属コンスティテューション級航宙艦の艦長とドクター。有明海、大阪と転送を繰り返し、3ヶ所目の捜索地で何物かに襲われてしまう。危うし艦長!(詳細は
こちら)
「艦長」
『なんだ。。って、いつものオープニングをやっている場合ではない。うわっ』
「いてて」
『敵は上にいるようだぞ!ぎゃっ!』
「艦長!あそこに洞穴が!あいたっ!」
『とにかく、逃げ込めっ』
「穴があったら入りたいっ!」
『ハァっハァっハァっ』
「まさに危機一髪でした。ケガはありませんか」
『シリツをしてください』
「それは前回やったでしょうが」
『そうだったか?ともかく、あれ(
「トビの急襲」(データ番号: momo070624mm01b))は一体なんだ?捕獲隊の報告には載っておらなかったぞ』
「噂に聞く鳥だと思われます。傍受した映像によるとジャングルジムに群がったり、ガソリンスタンドを爆破したり、メラニー・グリフィスの母親を襲ったり」
『熊倉一雄だな』
「それは日本語吹替版」
『マリオネットの葬送行進曲がテーマの』
「だからそれはテレビ番組で」
『それはともかく、おそるべし、鳥。このうえ透明化でもした日には・・』
「私たちも捕まっていれば、こんなこと(
「オオタカ 東久留米市の公園にて狩り」(データ番号: momo051009ag01b))をされていたかもしれません」
『そして、こんなこと(
「ハヤブサの餌渡しと抱卵交代1」(データ番号: momo040116fp01b))や、こんなこと(
「ハヤブサの餌渡しと抱卵交代2」(データ番号: momo040116fp02b))、こんなこと(
「ハヤブサの餌渡しと抱卵交代3」(データ番号: momo040116fp03b))になったわけか』
「食べられたくはないところです」
『むむ、ここは鳥についてもっと調査を深めよう』
「行方不明になった捕獲隊の捜索はどうしますか?」
『ほおっておけ、きっとやつらはダーウィン展に行ったり、和歌山の海でクラゲに刺されたり、』
「(またその話か)」
『賞や指輪で遊んでいたりしているに違いない』
「なるほど。しからば鳥の事をデータベースでポチっとな」
『
「カラスの「観察学習」と問題解決」(データ番号: momo070409cc01b)や
「ペットボトルの蓋を開けるカラス(実験)」(データ番号: momo070409cc02b)が出てきたぞ』(猛禽じゃないけど)
「おお、なんと賢い」
『これは知性化して連邦の一員にすべきでは?おい、モノリスをもて』
「それは艦隊の誓いに反します」
『?』
「全ての生物は、干渉される事なく進化する権利を持つであります」
『そうであった。しかし、だとすると捕獲隊はどうして存在が許されて・・・』
「・・・深く考えてはいけません、艦長」
『・・・じゃあ調査もこのへんで打ち止めということで、捕獲隊の捜索に戻ろうじゃないか』
「はい」
『よろしい。では、転送!」
「・・・・・・・」
『どうした?なぜ転送しない?』
「それが、逃げる時に転送装置のスイッチを落して来てしまいました」
『あー!そう言われると、あんなところに!しかし洞穴を出て取りに行くとまた襲われるぞ』
「そうなんですよ」
『よし、ここはなんとか鳥の気をそらせてその隙に。今すぐ服を脱いで、そこに横たわるんだドクター』
「今度はヤコペッティですか!」
『やっぱり熊倉一雄で何かないかな?』
「火事だ!と叫んで、みんなが逃げ回るどさくさを利用するとか」
『スティーブ・マックイーンだな』
「それはタワーリング・インフェルノ」
『ロバート・レッドフォードだっけ?』
「それじゃ飛びだした途端にハチの巣です」
『そういえば、ハチの一刺してのもあったな』
「・・・もうやめましょうよ艦長。とっくに誰も話についてこれなくなってます」
『そうか?折角興が乗ってきたところなのに・・」
「なんて言ってたら、見てください。鳥が次々と地上に落ちて、辮髪の男が現れました!」
『チャンスだ。スイッチを回収するぞ。走れ!』
『よし、回収した』
「艦長!さっきの男が何か喋りながら近づいてきます」
「”タネモシカケモチョトアルネー”」
『お前は!?』
続く(←続くのか?)
中田兼介(東京経済大)
2009-03-06