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Yes, Virginia

ペリカンによるカモメへの給餌?:吐き戻し行動
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アナジャコが脱皮をする際に見せるマゴコロガイの移動行動
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スコットランドで1年暮らしたことがあるのだが,日本よりもはるかに高緯度に位置するスコットランドでは,この時期の昼の時間はすこぶる短い。朝の9:00はまだ暗いし,夕方の4:00には日が暮れている。昼の2:00ごろから映画館で映画を観てでてくると世間はまっくらだったりしてびっくりする。

冬至を過ぎると日に日に夜は短くなっていって昼が長くなっていくが,このときの昼の長くなり方というか夜の短くなり方というか,その変化の大きさはとても大きい。何しろ3月21日ごろまでの3ヶ月間で同じにしなければならないのだ。この日々の変化は日本ではあまり感じられないが,高緯度地方だとよくわかる。だから,冬至が過ぎると確実に春に向かいだすと実感できる。年を改めるとしたら冬至を基準にしたくなる。ほぼ同じ機能をもつ冬至を祝う祭と年越しの祭というのはクリスマスとは独立に古来から存在し,それらの祭と基督の誕生日を祝う行事が結びついたと考えるのはとくにおかしなものではない。

ちなみに,冬至が12月22日ごろになるのは太陽暦だからで,日本の明治初期までの旧暦(太陽太陰暦)では,冬至は11月20日前後だったはずだ。ちょうどこの頃には宮中では新嘗祭が設定されている。これは偶然ではないだろう。現代の日本では冬至のころに天皇の誕生日を祝うが,これは偶然である。

サンタクロースはまたべつの話になる。

サンタクロースというと私はどうしても「さんたく・ろーす」と区切りたくなるが,サンタクロースはほんとうにいるのかという子どもの問いへの答えは,1897年9月21日付で回答されたものが世界的に認められていて,したがって本当にいることについて争う余地はない。しかも,その当時から,これから先ずっといることがわかっているから,いまだにいるはずである。昔からいるいまだにいる,これひとつの不思議,である。

不思議な話といえば「「ペリカンによるカモメへの給餌?:吐き戻し行動」(データ番号: momo010711pp01b)」である。この映像では,ペリカンがカモメに魚をプレゼントしている様子をみることができる。この映像を国際動物行動学会議で出席者に見せたことがあるが,みなおもしろがっても,どうしてこんなことをするのか,それなりの合理的な説明はなかなかできなかった。なんでペリカンがカモメに?こんなことってあるの?

そうです,ヴァージニア。このペリカンの正体はじつはサンタクロースなんです。のどが袋みたいになってるでしょう。これはサンタクロースが本来持っている袋が変化したものなんです。サンタクロースはどこにでもいるのです。目に見えないけれど愛やまごころがたしかにあるのとおなじようにたしかにいるのです。あ,まごころは目に見えませんがマゴコロガイは目に見えますね(「アナジャコが脱皮をする際に見せるマゴコロガイの移動行動」(データ番号: momo030708po01a))。

世の中には不思議なことが多い。なんでそうなるのか。神様がそうつくったからだ。じゃあ,どういう意図で世の中をつくったのかしらん。それが出発点になって近代科学が生まれている。基督教が生まれたから近代科学が生まれたということは,基督の誕生日は科学の誕生日ということなのかもしれない。

さて,スコットランドの冬である。この季節にはクリスマスプディングとミンスパイをくう。うまそうな名前の割には私がくったのはたいしてうまくなかった。同僚の研究者はうまいうまいとくっていた。スコットランドでは年が明けて1月25日になるとハギスをくう。ハギスはスコットランドでしかくわないが,うまいハギスはうまい。セントアンドリュースのテスコの3軒となりにある肉屋のハギスはスコットランド一うまい。つまりは世界一うまいハギスである。
森貴久(帝京科学大)
2005-12-23

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