ブドウトラカミキリの求愛行動
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高木一夫
(Kazuo Takagi)
2004/01/24登録
種類:ブドウトラカミキリ,
Xylotrechus pyrrhoderus
キーワード:ブドウトラカミキリ 交尾行動 精子カプセルの受け渡し 産卵管の役目
動物界 >節足動物門 >昆虫綱 >鞘翅目 >オサムシ科 >不明 >
ブドウトラカミキリの交尾
カミキリムシ類の交尾は次のようなプロセスが一般的であるとされる。雄が雌成虫をマウントし尾部を曲げて雌の交尾器に接触する。雄の交尾器は陰茎を包む膜が反転して伸び、雌交尾器中に挿入されて精子を送り込む。今回ブドウトラカミキリの交尾の模様を顕微鏡下で観察した結果、従来の記述とは異なる状況が観察できた。マウントされて下になった雌は産卵管の先端から舌状の尾片を突出させながら産卵管を伸ばしたり縮めたりする運動を繰り返す。雄は交尾器の先端を雌の産卵管先端に接触させ把握した後、雌の交尾器から産卵管を引き出すように尾部を持ち上げる。そのままの状態で雄は吸引行動を起こし、雌の産卵管の先端近くにある精子受け入れ口に雌によって作られたカプセル状のなにかを受け取る。