幻の甲虫ヒラズゲンセイ
(21.9MB, 00:02:13)撮影日:1998/07
撮影場所:つくば市
高木一夫
(Kazuo Takagi)
2005/01/23登録
種類:ヒラズゲンセイ,
Cissites cephalotes
キーワード:甲虫 クマバチ 共生
動物界 >節足動物門 >昆虫綱 >鞘翅目 >ハンミョウ科 >ゲンセイ属 >
ヒラズゲンセイという名前のカミキリムシに似た甲虫がいる。高知県の48ヶ所の一つである寺を参拝したときのことである。地面に小石の敷き詰めてある高床式の本殿の床下に赤い大きな甲虫が動いていた。よく見ると周辺にも数匹のやや小さな同じ虫が見えた。今まで見たこともない虫だった。動作は鈍くどこかから飛んできたという感じではなかった。目につくものを拾い集めて、これが高知県特産の珍虫ヒラズゲンセイであると知った。その後この虫の謎に包まれた生態を知り興味がわいたので、生きていたものをビデオに収めた。ネットで調べた結果高知市のホームページにくわしい情報を提供している人がいることを知った。最近この虫が古くからの限られた分布を広め兵庫県や大阪府など近畿圏で続々と採集の報告がある事も知った。餌となるクマバチ類の発生量が多くなったためと温暖化が影響しているのかもしれない。いずれにせよ稀少種であるこの虫の絶滅の恐れが少なくなったのかもしれない。