空中でふ化する卵
(13.3MB, 00:01:20)撮影日:1997/05
撮影場所:つくば市
高木一夫
(Kazuo Takagi)
2005/01/25登録
種類:ミカンクロアブラムシ,
Toxoptera citricidus
キーワード:アブラムシ 卵胎生 孵化
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アブラムシ類が子虫を産むことは小学校の教科書にも載っています。昆虫の中で卵を産むのではない卵胎生の虫の代表とされているのです。実際には産子はどんな具合に行われているのでしょうか。じっくり見て下さい。陰門から出てきた虫体は大変滑らかに見え、脚や触角、角状管など幼虫の持っている突起物は見えません。そうです、卵のようなものが出てくるのです。そのうちに陰門から出るスピ−ドが落ち、卵は陰門に挟まれたままぶら下がっています。しばらくすると卵の上部が裂け殻が虫体を滑り落ちるように後ろに向かいます。それにつれて触角、前脚等が現れ、最後に角状管が突出するのが見られます。脱皮殻を尾端につけた幼虫は脚をのばして、葉の表面に掴まり、親から離れようとします。葉上に落ちた幼虫は脱皮殻を落し、口針(口吻)の先端を葉の表面にあてがい、後退するような動作で口吻を90度近くまで立て、葉の組織に口針を滑り込ませて最初の食こととなります。ですからアブラムシのコロニ−を注意深く見るとこの脱皮殻がたくさん落ちているのがわかります。この殻は卵の殻ではなく胚表皮と呼ばれるものとも考えられますが果たしてどちらでしょうか。