ゴマダラカミキリの配偶行動1. メス抽出物を塗布したガラス棒に交尾を試みるオス
(12.7MB, 00:00:25)撮影日:2001/08/05
撮影場所:つくば市 農業生物資源研究所 (昆虫行動制御物質研究チーム 実験室内)
深谷 緑
(Midori FUKAYA)
2005/09/23登録
種類:ゴマダラカミキリ,
Anoplophora malasiaca (Thomson) [Anoplophora chinensis (Thomson)]
キーワード:配偶行動 交尾 フェロモン カミキリムシ コンタクトフェロモン
動物界 >節足動物門 >昆虫綱 >鞘翅目 >カミキリムシ科 >ゴマダラカミキリ属 >
ゴマダラカミキリは、カンキツ、ヤナギ類、プラタナスなど様々な樹種を寄主とする。幼虫期を樹木内部で過ごしたのち、羽化した成虫は幹から脱出し、樹皮などを摂食する。繁殖期間中はメスオスとも多回交尾をする。
このゴマダラカミキリのオス成虫は、触角などがメスの体に触るとメスに駆け寄り、マウントし、腹部末端をメスの腹部末端に向かって曲げる。この一連の行動はメスの体表に存在する接触刺激性の性フェロモン(コンタクトフェロモン)により引き起こされる(Fukaya et al.,1999)。
映像はこのフェロモンを含むメス抽出物へのオスの反応の様子。
ろ紙上に固定したメスモデル(長さ35 mm ×直径12 mmのガラス棒) にメス鞘翅の抽出物を塗布してからオスに提示すると、オスはメスに対するのと同様にメスモデルを抱え込み、マウントし、腹部末端を曲げて交尾を試みる。
参考文献: Fukaya, M., Akino, T., Yasuda, T. Tatsuki, S., Wakamura, S. (1999) Mating sequence and evidence for female sex pheromone in the white-spotted longicorn beetle, Anoplophora malasiaca (Thomson) (Coleoptera: Cerambycidae). Entomological Science 2: 183-187.