なわばり境界での「草引き」行動

(45.8MB, 00:00:57)
撮影日:2006/06
撮影場所:青森県八戸市


柴田佳秀、佐久間文男、MOMO委員会
(Yoshihide Shibata, Fumio Sakuma, MOMO committee)
2007/04/18登録

種類:ウミネコ, Larus crassirostris
キーワード:なわばり 繁殖コロニー ディスプレイ 転位行動 転嫁行動


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なわばり境界をはさんだ小競り合いの様子。なわばり内にいる個体の尾羽が境界を超えたのであろう,隣のなわばりの個体(画面上の個体)が,それを引っ張って攻撃する。攻撃された個体は,それを振り払って長鳴きを行う。それから,相手に突進して攻撃しようとするそぶりを見せるが,結局止めてしまう。少しして,相手の方を向いて下の草をくちばしでくわえて引っ張る。相手も同じことをする。この行動は「草引き(grass pulling)」と呼ばれている。Thinbergen(1959)では,攻撃行動の対象が本当の目的でない方向へ行われた転嫁行動(八つ当たりですね)と,造巣行動(これは転位行動として表れる)の重ね合わせと解釈されている。

Tinbergen, N. 1959. Comparative studies of the behaviour of gulls (Laridae): a progress report. Behaviour, 15:1-70
(「ティンバーゲン動物行動学 野外研究編」(日高敏隆、羽田節子訳)平凡社,所蔵)

(データ番号:momo070410lc02b)

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